Simple Analyticsの魅力を語り尽くす! 〜プライバシーとシンプルさが最高〜
どうも、sakashita です。
今回は、アクセス解析ツール界の「隠れた実力者」Simple Analytics について熱く語りたいと思います。
「よく聞く Google Analytics じゃダメなの?」って思う方もいるかもしれませんが、いやいやダメじゃないんです。ただ、Simple Analytics には GA にはない“心地よさ” があるんですよ。

この記事では、ユーザー側、サイト管理者(オーナー)側、そして SEO 的視点も含めて多方面から Simple Analytics の魅力を掘り下げます。ちょっと長めだけど、じっくり読んでもらえると嬉しいです!
ちなみにこのサイトのアクセス解析ツールとして採用しており、実際にこのサイトの状況について以下のように見ることができるようになっております。
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本題に入る前に……
Google Analytics(以下GA4またはGA)って、正直言って一般的なサイト管理者にはちょっとオーバースペックな気がするんだよね。まず、設定がかなり複雑で、イベントトラッキングやコンバージョンの設定がやたら細かくて、初心者には結構ハードルが高いんだよね。例えば、目標設定がユニバーサルアナリティクスとは全然違ってて、最初にどうやってデータを取るかが分からないと、すぐに挫折しちゃう。
それに、レポートの使い勝手も一筋縄ではいかない。従来のGAのように「これを見ればOK」みたいなシンプルさがないから、いちいち「探索」機能を使ってカスタマイズしなきゃいけないのがめんどくさい。しかも、これが使い慣れるまで結構時間がかかるし、正直初心者だと「どこに何があるんだ?」って迷っちゃう。
さらに、GA4にはアプリとウェブサイトの両方のデータをまとめて管理できる機能があるんだけど、ウェブサイトだけ運営している人にとっては、これが逆に不要な機能だったりする。もちろん、マルチプラットフォームのトラッキングが便利な人にはうれしい機能だけど、普通のサイト管理者にとっては「これ、どう使うの?」って感じだよね。
最後に、GA4は機能が豊富な分、学習コストがめちゃくちゃ高い。データをどう解釈して、何を重視するかを考えるだけで結構な時間がかかるし、日々運用するにもある程度の知識が必要だから、実際に手を動かしながら覚えるしかない。
GA4は様々なプラットフォームから収集されるメトリクスをもとに分析をするツールとしては便利なツールだけれど、個人サイトのような莫大なアクセスが継続してあるわけじゃないような場所では一目でわかるようなダッシュボードが用意されていたほうがいいし、そもそも失われるユーザーのプライバシーと得られるメリットを考えた時に、GA4ってそんなにいい選択ではないことのほうが多いんだよね。っていうことで、僕の一押しSimple Analyticsを紹介していきます。
1. そもそも Simple Analytics ってどんなツール?
Simple Analytics は名前の通り、シンプルでプライバシーに配慮したアクセス解析ツールです。
特徴は以下の通り。
- クッキーを使わない
- 見た目がスッキリ
- GDPR やプライバシー法にほぼ対応
- 公開・非公開をサクッと切り替え可能
大きな特徴としては、訪問者を細かく追跡したりするんじゃなくて、必要最低限のデータだけ を集めるところ。だからデータもめちゃわかりやすいんですよね。
ワンポイント
「クッキーを使わない」=ユーザーに同意バナーを出さなくていい、という大きなメリットがあります。ヨーロッパあたりだと、あの「クッキー使ってますがOK?」っていうバナーが面倒くさいんですけど、Simple Analytics なら基本的に不要です。
透明性を確保するという目的でアクセス解析レポートを公開できるのは姿勢としていいですよね。
2. ユーザー視点からの嬉しいポイント
ここでいうユーザーってのは、あなたのサイトを見に来る「訪問者」のこと。
このユーザーにとって Simple Analytics ってどんなメリットがあるのか?
2.1. 個人情報の流出リスクがほぼない
- クッキーがないから、訪問者のブラウザに追跡用の情報を残さない。
- そもそも個人を特定しようとしてない設計なので、「どこまで追われてるんだろう…」という不安が軽減されます。
2.2. 透明性が高い(公開設定なら誰でもアクセス解析が見られる)
- 公開設定にすると、サイトのトラフィックが誰にでも見られるんですよ。
- 「私はこういうアクセス数だよ〜」ってオープンにすることで、ユーザーもサイトの状況を見られる。
- 特にコミュニティっぽい運営をしてる人には良さそう。「みんなで成長を見守る!」みたいな。
3. サイト管理者(オーナー)から見たSimple Analyticsの美味しさ
あなたがブログやサイトを運営している場合、アクセス解析の手間やコストは気になるところ。Simple Analytics はそういった観点でも使い勝手がいいです。
3.1. めちゃくちゃ導入がラク
- たった1行の
<script>
を貼るだけで導入完了! - Google Analytics みたいに複数ステップでプロパティ設定…とかなくて、ほんとにシンプル。
- ダッシュボードもパッと見で状況がわかるので、「なんか難しそう…」って方でもすぐ使いこなせます。
3.2. GDPR対応とかが簡単
- クッキーなしだから、GDPR や ePrivacy Directive の問題がだいぶ緩和される。
- 同意バナーやオプトアウトの設定に頭を悩ませなくてもOK。
- プライバシーポリシーに「Cookie は使ってません」と書けるから、説明も楽ちん。
3.3. 公開/非公開を一瞬で切り替え可能
- 「アクセス数をみんなに見せたいな〜」ってときは公開にするし、「やっぱ競合に知られたくないから隠す!」ってときは非公開に戻せる。
- カスタマイズ項目もそんなに多くなくて、サクッと設定変更できます。
3.4. 料金プランがシンプル
- ビジネスユース向けの有料プラン(PV数に応じた料金)から、フリープラン まで用意されてる。
- フリープランだと公開が必須になるけど、「透明性を武器にしてもいいかも!」と思えるなら全然アリ。
- 有料プランでも、GA の無料と比べて「コスパ悪いの?」って感じるかもだけど、「複雑な設定もいらんし、プライバシー法令の悩みも減るし…」と考えるとメリットは大きいかと。
4. SEO の視点からみた Simple Analytics
「SEOとアクセス解析」ってあんまり直接的な繋がりがなさそうに思えるけど、間接的に影響する部分があります。
4.1. 軽量スクリプトだからページ速度をほとんど落とさない
- Simple Analytics のスクリプトは数KB程度。読み込みが速い!
- Google Analytics のタグに比べてずっと軽いので、ページ表示が遅くなるリスクがグッと減る。
- ページ速度は検索順位にも影響すると言われてるから、サイト高速化には効果的。
4.2. 同意バナー不要でユーザー体験向上
- ヨーロッパ圏では「クッキーの同意バナー」がよく出るけど、これがないとユーザーがスッとコンテンツに入れる。
- 滞在時間が伸びたり、直帰率が下がったりするかも。
- 結果として、「ユーザー体験が良い=SEOに好影響」 となる可能性は十分にある。
5. イベントトラッキングやマーケティングの観点
「Simple Analytics って名前の通りシンプルだから、詳細分析できないんじゃ…?」という不安を感じる方もいるかもしれない。
5.1. 最低限のイベント計測は可能
- ボタンクリック、フォーム送信などをイベントとして設定できる。
- GA みたいに超複雑なファネル分析とかは難しいけど、そこまで要らない人には十分。
- ある程度「どのボタンがどれだけ押されたか」を把握できるだけで、ブログや小規模サイトなら十分なインサイトが得られる。
5.2. がっつりマーケ分析には向かない
- 大規模ECサイトや、細かいユーザーフローを追う必要があるビジネスにはちょっと厳しいかも。
- 例えば「どのページから何秒いて、どこに移動して、どこで離脱したか…」みたいな細かいところまでは追えない。
- ただ、ライトな用途なら逆に「ここまで詳しくなくてもOK」「かえって煩雑じゃない!」というメリットになる。
6. プライバシー&セキュリティと法的リスク
最近は世界的に個人情報保護の動きが強まってますよね。GDPR、CCPA、とか聞いたことあるはず。
6.1. Cookie バナー問題がほぼ解決
- GA やその他の解析ツールは、ユーザー同意が必要だったりする。
- Simple Analytics はクッキーを使わないから、「同意を得る必要」が大幅に軽減される。
- プライバシーポリシーにもサクッと「個人情報は収集してません!」と書けるので楽。
6.2. データ漏洩リスクが低い
- そもそも個人を特定するようなデータを集めてない。
- だから、万が一データ漏洩が起きても「ユーザーの秘密情報が流出!」なんて大問題にはなりにくい。
- 管理者目線でも「そこまで守らなきゃいけない機密情報は持ってない」という安心感がある。
7. Simple Analytics が向いてるサイト/向いてないサイト
7.1. 向いてるのは…
- 個人ブログや中小規模サイト
- そこまで複雑な分析はいらない、でもリアルタイムにPV見たい…くらいなら十分すぎる性能。
- プライバシー重視のサイト
- GDPRとか気にしたくない人にはめちゃくちゃおすすめ。
- トラフィック公開でブランディングしたい人
- アクセス数をみんなに見せてもいいよ、むしろ「増えてきたよ!」って一緒に盛り上がりたい人にピッタリ。
7.2. 向いてないのは…
- 大規模ECサイトや複雑なコンバージョン分析が必要な企業
- どうしてもGoogle Analytics や Mixpanel などの高度なツールが必要かも。
- ユーザーの行動を1から10まで細かく追いたいマーケター
- Simple Analytics はあくまで「シンプル」が売り。
- がっつりとしたセグメント分析やA/Bテスト連携などは弱い。
8. まとめ 〜「知られていない宝石」だからこそチャンス〜
ここまで読んでみて、「こんなに便利なのに どうして Simple Analytics がみんなに知られてないの?」って思った人もいるかも。
それはきっと、いまだに「解析=Google Analytics でしょ」という常識が根強いからだと思います。実際、GA は無料でめちゃ多機能だし、世界中に使われてる。正直、比べられるのも当然。

でも、Simple Analytics は“シンプル”と“プライバシー”に全振りした上で、意外と必要十分なデータはしっかり取れる。しかもユーザーへのバナー表示などのストレスをぐっと減らしてくれる。
そこに価値を感じる人も、これから絶対増えていくはず。
だからこそ、僕は今こそ「みんな知らないなら逆にチャンス!」と思って記事にしてみたんです。
GhostにSimple Analyticsをインストール
このサイトはGhost Proでホスティングをしているんだけれど、Simple AnalyticsはGhostに導入をするためのドキュメントが用意してある。
難しいことは何もなくて、管理画面からポチポチしてコピペをすればおっけー。
- Simple Analyticsの管理画面から導入したいサイトURLを入力する。
- コピペ用のコードを教えてくれるから、コピーしてGhostの管理画面に行く。
- Ghostの管理画面からCode Injectionを開いて、footerの欄に張り付け、保存する。
- Simple Analyticsでチェックをしたら終わり!
こんな感じで爆速で導入ができちゃう。
9. 最後に
もしあなたのブログやサイトが「GA は難しいし、Cookie 同意とかでユーザーを煩わせたくない」「プライバシーをしっかり守りたいし、自分も管理しやすいツールが欲しい」って思ってたなら、Simple Analytics はかなりおすすめ。無料だしね。
実際、導入してみると「あれ、これで十分だしめっちゃ楽!」ってなる人、多いんじゃないかな。
是非一度、試してみてください。
それじゃあ今回はこのへんで!また次の記事で。