カメラのあれこれ(更新中)
カメラと周辺機器
カメラ
何をするにもまずはカメラです。フルサイズでスチルが取れればよかったので、Z5をチョイス。Nikonにした理由はZマウントです。動画を撮りたければZ6IIIが必要になると思います。
最初のレンズ
最初のレンズは迷いましたが、無難に50mm f/1.8です。85mmをのちに買うことがわかっている人なら35mmからかってもいいと思いますし、そもそもズームレンズの性能が上がっていますから、ズームで済ますのも手だと思います。単焦点レンズを使うと画角の感覚がわかって面白いので、ぜひ使ってほしいとは思います。
現像ソフト
賛否両論ありますが、まずは純正の現像ソフトから始めるのがいいかと思います。カタログ機能がないため動きが不安定になることが多いですが、カメラの機能をすべて使い切ることができます。特に逆行補正に関しては純正を超える補正は難しいんじゃないでしょうか。Lightroomで同じことをやろうとしても簡単にはできないと思います。
純正現像ソフトでしばらく遊んでいると管理する写真の枚数も増えてきますからアルバムのように大量の写真を管理することもできるソフトを使いたくなります。それがカタログなのですが、いろいろ使った感じ使いやすいソフトはLightroom(以下Lr)かCapture One(以下C1)の二つしかありません。
Adobeが好きならLr一択だと思います。基本的に骨董品のエンジンをガワ(ソフトの見た目)だけきれいにして売っている商品なので突き詰めるとダメダメな製品です。が、プロのデファクトスタンダードですし、カラープロファイルなどを煮詰めればどうにでもなってしまう無敵といえば無敵な製品です。
Lrの色味、特に肌色がどうしようもなく汚い現実にぶち当たり、いろいろさまよっているとC1に出会います。デフォのまま現像をしてもLrに比べると段違いに美しい画像が出てくるので結構感動体験です。特定のカメラにはProStandardというプロファイルがあり、デフォで信じられないぐらいきれいな色が出ます。というか、色に関してはプロになったと錯覚できます。
欠点は、Lrほどメジャーじゃないからか運営のやる気があんまりないというか、ユーザーの意見はあんまり聞いてくれない感じです。ProStandardプロファイルがないカメラを使っている方や、そもそも対応してくれていないカメラもあるのでそういうカメラを使っている方には使いにくいというか使う意味のないソフトです。そういう方はLrを使うしかないと思います。
番外編
Luminar Neo
SNSで受けそうなド派手な写真を作りたいのであればLuminar Neo(以下LN)はありかもです。シンプルにプリセット化されているので雰囲気を変えるような大きな編集でも簡単に行えます。LrやC1では「シャドウにブルーを足して、サイドをやや上げる。同時にイエローも……」みたいに複雑な工程を踏む必要がありません。LNでは0から100まで好きな強度でエフェクトをかける感覚で使えばいいだけです。超楽ですし、便利なのですがカタログ機能が貧弱です。というか、データベースで管理していないので大量の写真を管理することはほぼできません。あくまで編集ソフトとお考え下さい。
プリセット
フィルムから写真を始めたので、フィルムの色味を再現できたらなあなんて夢がいつまでたっても頭のどこかにあります。フィルムで写真を撮りたいのですが、コストのことを考えてしまい、デジタルに映ったのですからプリセットかなんかで雰囲気でも再現できたらなあと思ってしまうものです。本当に様々なプリセットを試してきましたが、RNI(Real Film Images)のプリセットがおすすめです。LrとC1のものがあります。理論上はLrのほうがリアルなのかな?

NAS
最近の写真はでかい!!!印刷して元データを捨てる思い切りがあればいいのですが、RAWを消す勇気がありません。高いコストを支払って保存するいばらの道を進みます。
これに関しては記事を書きましたので、読んでください。

カメラのケージ
動画をやり始めると、マイクを取り付けたり、モニターが欲しくなったりと何かと取り付けるためだけの拡張性が欲しくなります。
そんな動画ユーザーのためにカメラケージというものが発売されています。
ケージには主に握り心地をよくするハーフケージと拡張性を重視したフルケージがあります。コンパクトを売りにしたカメラはどうしてもしっかり握ることが難しいものもありますから、そういう方はハーフケージを、動画を本気でやるぞ!って感じならフルケージを買えばいいと思います。また、映画作成現場などプロの現場を除き、こうした製品は中華メーカーが主なメーカーとなっています。ぶっちゃけ何でもいいのですが、その中でも比較的有名なメーカーを選ぶのがまあ無難かと思います。
私はSmallRigのフルケージを購入しました。
このケージは底面部分がArcaクイックリリースプレートになっており、DJIなどのジンバルを使う際に直接装着できるという作りになっています。ストラップホールにねじ止めするつくりにもなっているため、がっちり固定されます。
ひとつでメリットをいえば、拡張性を上げるためのツールなので、画質向上などには直接影響しませんし、無駄に重くなるため、不要な人には無用の長物になる恐れがあります。ジンバル同様、よくよく考えてから購入をするといいと思います。
ジンバル
業界デファクトスタンダートのDJIのジンバル。SNSではみんなが使っているので買ってみましたが、ほぼ使い道がないです。ワンオペでやるには使い道が……
そもそも現在ではドローンを使えばスムーズなショットが取れますから人力で滑らかな映像を取る意味がないです。めちゃくちゃ滑らかな映像が欲しければクレーンやレールを使えばいい話になりますし、ワンオペで滑らかな映像を取らないといけないシチュエーションも趣味程度では限られます。
SNSにアップロードするような注意をひくカットが欲しければそもそも素材を買ったほうが安上がりかもしれません。
唯一、トラッキング機能のあるジンバルは買う価値があるかもしれません。

マイク
カメラには内臓のマイクがついていますが、周辺の環境音をおまけ程度に収録するならいざ知らず、まともに使うには無理があります。しっかり環境音を拾いたい、ナレーションを録音したいなど、マイクの選択も場面によって切り替える必要があります。
音質を考えるならコンデンサーマイク一択でしょうが、大きさも考慮して小さいダイナミックマイクで済ます必要もあります。
アフレコなどではコンデンサーマイクを使えばいいので特に考えませんが、外で動画の音声を同時に録音するのにめんどい設備は持っていきたくありません。オーディオインターフェースとPCを持ち歩くのは面倒極まりないので、身軽装備として小さいマイクをチョイスしました。
マイク選びの時にノイズキャンセリング機能を特徴に挙げられている製品が多いですが、編集の段階でノイズは消せますからほぼ気にしなくて結構です。むしろマイクが発するノイズが少ないものを選ぶといいと思います。とはいってもノイズの少ないマイクなど買わないとわからないのが現実です。わかりやすい選び方ですが、高いマイクはノイズが少ないと思っていただくと簡単かと思います。
業界のデファクトスタンダードになっているDJIのマイクですが、新作が出そうな時期でしたのでなんか面白そうなGodoxの小さいマイクを買いました。

結論から申し上げますと、DJIのマイクのほうがいいと思います。
設定
カメラ
Z5の設定もまあまあ決まってきたのでここらへんでわたしの設定を公開してみたいと思います。まあ、参考にしてみてください。
ファイルに設定を書き出してみました。ダウンロードするなりしてください。

長くなりますが、私の設定を見ていきます。
- 再生フォルダー設定:ALL
SDカードの中に余計なデータが入っていないことを確認できるようにしています。
- 撮影直後の画像確認:する(画像モニター表示のみ)
集中しているときはファインダーを使っています。気軽に背面モニターで撮影するときは連射後に画像を確認できるようにオンにしています。
- 縦位置自動回転:ON
SNSなどでは縦画像のほうが都合がいいため縦画像を撮ることも増えてきました。カメラの向きを変えずに縦と横の画像の両方を見ることができるためONにしています。
静止画撮影メニュー
- 画質モード:RAW
デジタルの性能を最大に生かしたいので、一応RAWで。
- ISO感度設定
- ISO感度:100
- 感度自動制御:ON
- 制御上限感度:Hi 1
- フラッシュ使用時の制御上限感度:フラッシュなしの設定と同じ(Hi 1)
- 低速限度設定:オート(中間)
基本的にはベース感度の100で撮っています。ノイズも味だと思っているので歳代まで必要であればブレで何が何だかわからない写真になるよりもと思い、最大のHi 1まで上がるようにしています。というか、最終的にみるデバイスがスマホであればノイズは気にならないですね。
- ピクチャーコントロール:オート
RAWで撮る場合、NX-Studioで現像をしない限り意味がない設定項目ですが、ライブビューには反映されますので、一応見た目のままに近いオートで撮っています。
- 色空間:sRGB
Adobe RGBにするメリットがないのでsRGBです。
- アクティブD-ライティング:しない
NX-Studioで現像をするならオンにしたいのですが、他社の現像ソフトを使う場合露出アンダーになるだけで面倒なのでオフです。
- 超秒時ノイズ低減:しない
ダークフレームですね。まあ、ダークフレームを撮って後処理をするのが面倒なのでオフです。
- 高感度ノイズ低減:強め
これはRAW記録では関係ないのですが、ライブビューに影響があります。ノイズは少ないほうが見やすいので強めです。
- ヴィネットコントロール:強め
これはRAW記録では関係ないのですが、ライブビューに影響があります。ヴィネットも少ないほうが見やすいので強めです。いやなら後処理で消せますし。
- 回折補正:する
フルサイズでは被写界深度を稼ぐためにかなり絞り込むことがあります。画質の劣化なんて考えていてはF値の選択の幅が狭くなってしまうので補正込みで考えています。当然オンです。
- 自動ゆがみ補正:する
現代のレンズのゆがみは少ないそうですが、まあ市内よりかはしたほうがいいかというスタンスです。
- フリッカー低減撮影:する
室内撮影でフリッカーが出ていたことに気づかず残念なことになってしまうのは悲しいのでオンにしています。フリッカー検出のため、わずかにシャッターにラグが生まれることがあるそうですが、別に瞬間を切り取ることもないので気にしていません。
- 測光モード:マルチパターン測光(ときたま中央部重点測光)
ちまちまMモードで露出をいじっていたらカメラをいじくりまわしている時間ばっかで写真なんか気楽に取れやしません。Pモードで気楽に写真を撮りたいのでスナップはマルチパターン測光一択です。
- フラッシュモード:通常発光
基本的には通常発光ですが、夜中は後幕発光をつかったりします。また、集合写真ではぴかっと光ったら露光が終わる前にすぐに動いてしまう人が一定数いるため、撮り終わった合図とするためにも後幕発光を使うことがあります。
- フォーカスモード:AF-C
基本的にはAF-CコンティニュアスAFを使っています。三脚を立てるのであればAF-SシングルAFでいいかと。
- AFエリアモード:シングルポイント
シングルポイントで中央一点にしています。シングルAFの際はピンポイントAFを使っています。
フォーカスが中央にあるのは初心者あるあるといわれますが、んなことないです。人間の視野からみて、中央にフォーカスがあったほうが見やすいと思います。
- 手振れ補正:ノーマル
ほとんど手持ちですし、手振れを防ぐためにオンにしています。スポーツにしない理由は特にありません。なんとなくです。
動画撮影メニュー
- 画像サイズ/フレームレート:1920X1080 24p
これ以上高画質に記録してもあんまり意味がないので、必要最低限にしています。
- 動画の画質:高画質
一応ね。
- 動画記録ファイル形式:MOV
音声をリニアPCMで記録するためMOV にしています。こだわりがなければMP4でもいいと思います。
- ホワイトバランス:オート1 雰囲気を残す
動画は静止画と異なりRAWで記録できません。ホワイトバランスは撮影時に決まっちゃうので破綻しない無難なホワイトバランスになるオートで行きます。
- ピクチャーコントロール:ポートレートをちょっといじった独自レシピ
- クイックシャープ:0
- 輪郭強調:+2.00
- ミドルレンジシャープ:0.00
- 明瞭度:-2.00
- コントラスト:0.00
- 明るさ:+1.00
- 色の濃さ(彩度):0.00
- 色合い(色相):0.00
- クイックシャープ:0
ピクチャーコントロールは映像の見た目を決めるので結構大事です。私が使っているレシピは上記の通りです。
- アクティブD-ライティング:標準
私の好みではありますが、強すぎるコントラストは映像ではあまり会わないなと思いましたので逆行などでも顔が見えるように逆光補正をかけています。
- 高感度ノイズ低減:標準
ノイズだらけで醜くなることもなく、暗い場所だからこそノイズが残るように細部がつぶれないぐらいに補正してもらいます。
- ヴィネットコントロール:強め
映像ではヴィネットは邪魔だったので消してもらう方向で。
- フリッカー低減:オート
東日本も西日本もどちらでも撮るので、オートです。
- 測光モード:マルチパターン測光
動画こそ局部ではなく画面全体の明るさを統一してほしいので評価測光です。
- フォーカスモード:フルタイムAF
レリーズ半押しは面倒なので常にAFを作動するようにしています。
- AFエリアモード:オートエリアAF
画面全体から測距点をカメラ側で判断してもらいたいので。
- 手振れ補正:スポーツ
センサーを移動させるタイプの手振れ補正は画面ががくがく揺れるので好きではありませんが、背に腹は代えられないということでスポーツにしています。ジンバルに乗せるなどする場合は「しない」にしています。
- 電子手振れ補正:する
センサーによる手振れ補正間を少しでもなくすためにオンにしています。
Capture One
そもそもカタログかセッションか、まあどちらでもいいのですが、私は一か所で集中管理したい上に、実体をNASに移動させたら動かしたくないのでカタログで管理しています。
取り込み先にNASを指定しています。カタログにコピーをするのではなく、SDカードからNASに移動させるようにしてインポートしています。
Z 50mm f/1.8の次に買うレンズをどうするか
Zマウント初めてのレンズは、とりあえず標準レンズの50mmを買いました。
50mmのF1.8で、現代のレンズが結ぶ出す像を堪能しました。 50mmは広くもなく、狭くもなくと、 被写体を画角にどれだけ映し込むか決めやすい。単焦点としては、とても使いやすいのだけれど、 長く使っていると、やはりもう少し広い、 あるいは狭い画角も欲しくなってきちゃう。
ということで、次に買うレンズを考えます。
前提として、散歩や旅行で使うぐらいなので、標準の焦点距離をカバーしたい。 欲しいのはやっぱりSライン。
ズームレンズ
焦点距離が被りますが、 1本だけで、それこそ1mm単位で焦点距離を選べるズームレンズにしちゃおうかな。 候補に上がるレンズは次の二つ。
- ズームレンズが24-70mmのF2.8 S。
- ちょっと妥協して24-70mmのF4 S。


これでズーム1本だけにしてもいいのだけれど、 一生付けっぱなしレンズにしてしまう未来が見えてしまいますよね。
ZマウントのS-Line、写りに不満なんて絶対に生まれるわけない。でもでも、ミラーレスカメラってレンズ交換式カメラでしたよね。付けっぱなしにしていたら写りの良いコンデンジになってしまうと思い、 単焦点レンズにすることにしました。
そもそもフルサイズカメラや中判カメラで言われる「空気感」なんてボケのことでしょと思ってます。前景から中景そして背景までの滑らかなボケが空気感ってやつなんだろうなと。そういう写真が欲しければF/1.8ぐらいは欲しくなってしまうのです。
単焦点レンズ
Zマウントだと、24mm/35mm/50mm/85mm/135mmがF1.8シリーズとして用意されていると。 あるノートの記事を見まして、20mmを標準に入れるか迷ったんだけれども、、、、、さすがにとがりすぎだ😅
写真をある程度究めてからにしよう。私はまだ初心者だ😉

無難なレンズチョイスとして以下の2つの案。
案1、50mmレンズを生かす案。買うのは24mmと135mm。


実際に撮ってみて思うんだけど、24mmは私には広すぎますね。 24mmは最近のスマホ画角に近いので、人によっては慣れていると思いますが、 iPhoneで写真を撮るときは、私は35mm、要するに1.5倍にして撮っているくらい慣れませんね。 やっぱり広すぎる。 50mmは思ったより狭いんだけれども、35mmは意外と広いんだよね。 これはスマホで普段どれだけ撮っているかに影響されるだろうけれど、 僕はちょっとやっぱり24mmは慣れなかったなというのもある。 もう一つ大事な視点が、動画を撮るならやや広角に寄っていた方が使いやすそう。 動画を撮るならやや広角に寄っていた方が使いやすそう。 もう一つ、写真で作品を撮る人なら135mmは魅力的に写りそう。 100mmを超えてくるので変形も無視できる上に、 Nikkorの135mm、Nikkor Zマウントの135mmはPlenaなんていう、 二つ名まで与えられた特別なレンズ。 Zマウントでしか堪能できない、Zマウントでしか写し出せない写りがありますよね。間違いなく。 かなりの広角、24mm、何とも言えない50mm、結構望遠135mmという具合に 画角の構成が強く出てくるので、レンズを使う時に迷わないというメリットはありそうだよね。24mmで望遠っぽくなるのは難しい。 その逆もしかり、思い切りの良いレンズプールとなりそうだよな。
案2、50mmレンズは気にしない。


買うのは35mmと85mm。 で、案に、多分ポートレートで度定番なレンズの組み合わせ、 日常生活圏でそこまで広角が必要になる場面がないのと、 望遠も肉眼で発見できる。 お、いいなと思える部分のほとんどが85mm以下の画角だなと思った体験があるというのが決め手になったかな。